転んで、立ち上がって、寝る

毒親、不安障害やパニック障害、HSP疑惑、生きづらくて奮闘するが、空回り気味の人

不安障害持ちに一人旅をおススメする理由

 

不安障害を持ってからは、外に出てパニックに襲われたりするなどが嫌でひきこもり癖がついた人は多いようです。

 

もともと部屋にこもっているのが好きな場合もありますし、それがあってる人もいます。

 

が、たまには外に出て見るのも、気分を変えてくれます。

 

なので、私は本当に一ヶ月に一回でもいいので、ぶらりと町歩きをするのはおススメしますし、たまの一人旅もおススメします。

 

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一人旅をおススメする理由

 

広場恐怖症の治療法の一つが暴露療法なんですが、結局、自分が恐怖を持っている対象の所に徐々に行って慣れる事なんですよね。

 

不安やパニックになりそうな場所に行くなんて、嫌ですよ。行く前から、冷や汗が出るくらいのストレスがかかります。なんなら、目的地に着く前から、過呼吸になりそうです。

 

でも、不安が出るのって、過去のイメージを頭の中で再現しているからなんですよね。

 

以前、特定の場所にいたら突然、不安感が襲ってきて、息がうまく吐けないし、吸えない・・・

そしたらパニックになってしまった・・・

 

その時の重たい気分をありありと思い出すからなんですよね。それで、もうそのような場所や、そこに似た場所には絶対に行きたくないと思うんです。

 

行きたくなきゃ、行かなくてもいいのですが、人生そうも言ってられない時が多いです。

 

電車に乗らなきゃ移動が難しい、スーパーにも行く必要がある、学生だったらやっぱり学校に行かなきゃ行けない(通信制を選んでもいいんですけどね)、病院だって待合室でみんなと待たなきゃいけない・・・

 

色んな場所で、色んな状況で外に出ることは求められますし、人の集団の中に放り込まれます。

 

それに、何らかの災害があった時は、やっぱり一箇所に集まり、集団生活を行うことすら求められるかも知れません。

 

発作を起こしたくないからと災害の時に、拒否するにも限界があるでしょう。

 

なので、一人旅と言う自分の見知らぬ土地を訪れて見ることをおススメします。

 

見知らぬ土地だからこそしなくていいことと、出来ることがある

 

見知らぬ土地で何が起こるのかなんて、どのくらい想像できますか?

 

旅先に、想像してたほどじゃなかった、想像以上だったと言う意見を持つことはあると思います。

 

それは、知らない場所だったから、言える事です。

 

つまりは、見知らぬ土地では自分の想像したことなんて起こりえない事とも言えます。

 

不安障害の不安は、以前の記憶と重ねて不安になっている部分が多いです。知らない場所に対する不安とはまた違います。

 

不快な記憶と重ならない場所を探して見て、そこに行くと言うのがいいです。

 

例えば、人の多い街で暮らしていて、オフィスの中で始めて発作を起こしたのなら、全く違う雰囲気の田舎町の和風旅館に泊まってみることができます。

 

旅先で特にだれかに会う必要も無いのです。ただただ、旅館でのんびりとすごします。

 

旅館の雰囲気を味わったり、温泉でまったりしたり、人通りの少ない時間帯に町歩きを30分でもしたりします。

 

特にどこかへ観光しなきゃ!とか考えないで、まったりとすごします。

 

そうすることで、張っていた神経が緩みます。神経の疲れがあると不安になりやすいので、まず、疲れから回復するようにします。

 

 

人と一緒に旅に行くと、どこそこ行こうと言う話になったり、その人のペースも考えて動くことになります。

 

人に気を使わない、全くアクティブでないまったり旅が出来るのは一人だからと言えます。

 

最悪、発作を起こしてもいいやと思えれば最強

 

そもそも、発作を起こすなと言う法律なんてありません。発作を起こすのが嫌なのはただただ体、脳、心が苦しいと感じるし、絶望感に襲われるからです。

 

そして、まわりに人がいると、発作のせいで誰かに迷惑をかけると思いますし、もしも野次馬いてこちらを面白そうに見ていたら、いらだたしいものです。

 

でも、時には「発作を起こしてもいいや」と言う思いで何かに挑んで見るといいと思います。

 

実質、パニック発作による過呼吸の持続時間は大体30分程度です。24時間あるうちの30分です。30分は非常に辛い時間ですが、23時間30分は割と大丈夫な時間です。

 

なので、旅の途中で発作に見舞われたら、30分程度はどこかでじっと発作が過ぎ去るのを待たなければなりません。

 

 

発作が過ぎ去った後は非常に疲れます。

 

でも、一人であれば、発作が過ぎ去ることがわかっているので、じっと待てばいいのです。誰かのペースを気にする必要がありません。そして、1時間後でも、2時間後でも、自分の気分が戻ったときに再び動き出せばいいのです。

 

一人旅をおススメする理由まとめ

・一人なら気を使わない

・自分のペースで動ける

・目的を持たなくていい

・とにかくのんびり出来るので、神経の疲れを癒すことができる

・知っている場所に対する不安をいったんリセットできる

・知らない場所だからこそ不安が爆発しようが無い

・暴露療法の一つとして、自分のあこがれる場所、行きたい場所を選べる